2021.05.20
優秀なエンジニアの見極め方とは

この記事では、企業の採用担当者や、フリーランスへ発注を行うクライアントは、どんなITエンジニアを求めているのか、また、フリーランスをどのように活用しようとしているのかについてお伝えします。
企業がエンジニアを採用する際、どんなところを重視して面接しているのでしょうか。
「技術力でしょう」と思うかもしれませんが、実はそれ以外の部分を見られています。
目次
企業がエンジニアを採用する際の重要なポイント
1)協調性
どんなにITスキルが高くても、仕事は一人で行えるものではありません。
クライアント、上司、プロジェクトメンバーをはじめ、様々な人とのコミュニケーションが発生します。
さらに、相手の状況を考え、調整を行うためには、「協調性」が必要となります。
人間関係に問題が発生すると、プロジェクトが円滑に進まず、最悪の場合は完結できないという事態にもなりかねません。
「相手の状況を考える」ことが苦手なエンジニアは多いですが、「他責にしていないか」、「自分勝手な行動をとっていないか」 を念頭に置いて業務を進めるようにしていきましょう。
2)長く働く意思
企業としては、せっかく採用した人材には長く活躍してほしいと思うのは当然のことです。
一方、自身のスキルを活かすため、転職に抵抗のないエンジニアも多いです。
面接の際には「自分はどんなITスキルを持っているか」だけではなく、「企業理念の理解、共感」や「その企業の目標を達成してみたいと思った」といった内容を説明すれば、あなたの長期就業意思をアピールできるでしょう。
3)自己研鑽の意欲
IT業界の技術の進歩は目まぐるしく、自身の持っているスキルが、数年後には全く使えないものになってしまうことも日常茶飯事です。
エンジニアは、常に最新のITトレンドや技術を学び続けていくことが求められます。
ITにまつわる資格を取得するのもいいですし、ニュースや書籍、インターネットなどでトレンドを知るのもいいでしょう。
また、それを具体的にアピールできることが重要です。
例えば、「1年以内に資格を取ると決め、毎日30分間学習し、10ヶ月後に○○の資格を取得しました。」といった具体的な内容を言えるよう、計画的に自己研鑽を進めていきましょう。
自己研鑽に励んでいる人には安心して仕事を任せられますし、将来的には上流工程の業務を取り回すスキルがあると思ってもらえることでしょう。
4)メンタルの強さ
ITエンジニアはストレス、プレッシャーの多い職種の一つと言われています。
納期厳守はもちろん、成果物の品質を維持すること、日々トラブルなく運用を行うことなど数えればきりがありません。
最近は心を病んでしまうITエンジニアも増加しています。
エンジニアである以前に一人の人として、心のバランスを取れる人間かを企業は見ています。
悩みを相談できる相手を見つけておく、ストレス解消できる趣味を持つ、など、メンタルを健康に保つ方法を見つけておきましょう。
5)責任感
プロジェクトにおいては、予期せぬスケジュール変更やトラブル、クライアントからの困難な要望などが発生し、予定通りに進まないことが多々あります。
どんな場面でも柔軟に行動、調整を行い、責任をもって業務を遂行できる人が求められます。
また、身だしなみや話し方、メール文の内容などでも、責任感の有無を判断されることがあります。
だらしない身なりは「仕事もだらしないのでは」と思われますし、長文のメールやメリハリのない話し方は「まとめる力がない」と判断されることもあります。 業務に対しての責任だけでなく、外見、日頃の行いにも気を付けて、自己を高めていきましょう。